リベ大学長の動画の中で、ライターの仕事を知るのにおすすめの書籍として紹介されていたこちらの本。
手に取った時は、『分厚いな~』と思いましたが、とても読みやすい文章で、あっという間に読めてしまいました。さすが、ライターとして活躍されているだけあるなぁと、感心しました。
この本には、書く仕事にはどんな仕事があるのか、ライターに向いている人はどんな人か、といった基礎基本から、書く仕事に必要な技術といった専門的なことまでギュッと凝縮されています。この一冊を読めば、ライターという仕事の全てがわかる本です。著者の佐藤友美さんの経験を元に書かれているので、読んでいて説得力がある本です。
また、佐藤友美さんの非常に論理的でサバサバしている物言いが読んでいて気持ちよかったです。特にdisコメントについて解説する項目では、『はい、論破』(笑)されていてスカッとしました!自分にdisコメントが届いて落ち込んだ時に絶対読み返したいです…!!
私はブログを運営しているけれど、同じ『書く仕事』として、この題名をスルーするわけにはいきませんでした。ライターという仕事にも興味はあったので、読んでみることにしました。
書く仕事にどんな種類があるのかわからない
ライターという仕事について知りたい
どのようにデビューすればいいのかわからない
すでにデビューはしているけれど、なかなか仕事に繋がらない
そんな方におすすめの本です。
▽この記事を書いた人▽
ふるりん
1歳と3歳の男の子の育児に奮闘する30代のママ。元教員で、5年間公立小学校に勤務。妊娠を機に退職。専業主婦として働いている。小さい頃から読書が趣味。育児書を中心に、様々なジャンルの本に親しむ。
『書く仕事がしたい』について
『書く仕事がしたい』は、2021年10月に発売された本です。
概要
【書いて生きるには、文章力“以外”の技術が8割】
「仕事の取り方から、お金の話まで、すべてシェアします」あるようでなかった「物書きとして、稼ぎ、生きていく」ための教科書――書く仕事を20年以上続けてきた著者が、「書くこと以上に大切な、書く仕事のリアル」について1冊にまとめました。文章を教えてくれる本や講座はすでにたくさんあります。しかし、書く仕事をしたいと思ったときに知りたいはずの、「書くという仕事」そのものについて教えてくれる本がなかったからです。書く仕事とはどんな仕事で、どんな生活を送ることになるのか? 書く仕事がしたければ、どのような準備をして、どんなふうにデビューするのか? 書く仕事は選ばれし者しかできないのか? “必要最低限”の文章力とスキルとは? どれくらい働けば、どれくらい稼げるのか? 心身を病まずに長く仕事を続け、仕事の幅を広げていくためには?
“この本は、文章術の本ではありません。
この本を読めば、みるみる文章力がついたりもしません。
もしもあなたがすでに物書きとして活躍し、この先はひたすら文章力を磨くだけと思っているのであれば、この本はおすすめしません。
けれども、これから書く仕事がしたいと考えたり、長く物書きとして生計を立てていきたいと思うならば、お役に立てる部分があると思います。(「プロローグ」より)”書き続けて生きていくには、「よく考えること」が何よりも強い戦略になります。一生を懸けるに不足ない、途方もなく魅力的な「書く仕事」について、みなさんと一緒に考えていきたい――雑誌やウェブメディアの「ライター」として、あるいは、これまで50冊以上の本の執筆・構成を手掛けてきた「書籍ライター」として、また専門分野の書籍の「著者」として、そして月7本の連載を持つ「コラムニスト/エッセイスト」として。ライフステージごとに「よく考え」、書く場を増やし、仕事を続けてきた著者が、自身の経験を余すことなくお伝えします。
出典:Amazon
佐藤友美さんは、”さとゆみさん”と呼ばれることが多いようです。私もこの記事では親しみを込めて、さとゆみさんと呼ばせていただきます。
『書く仕事がしたい』の書評
この本を読んで考えたことを書いていきます。
才能はいらない
まず、『ライターに必要なのは、才能ではなく、技術だ』という部分。
これは、どの職業にも通ずることではないでしょうか。
私だって「教員になりたい」と中学生の頃から夢見て、教育大学に入ってたくさん学んで夢を叶えて教員になったけど、なりたいと思ったのは、自分に教員の才能があると思ったからではありませんでした。
ただただ、憧れの先生がいて教員を目指し、「できるからやるんじゃない、やりたいからやるんだ」と自分に暗示をかけて突き進んできました。
技術は、経験をつめば身につくからとにかく歩き出さないと、なんでもやってみよう!と私は思います。
実際、このブログも初めの頃はチンプンカンプンだったけど、やるたびに少しずつ理解が進んでいるから、よくなっている…はず(笑)
また、さとゆみさんは、生涯ライターを続けていくためにはまずなにをすべきか、戦略を練って仕事を始めたそうです。
私のブログ運営も、初めはある程度の経験が必要だけど、そこから先は目的に沿った考え抜かれた戦力にのっとってブログ運営をしていくことが重要だと改めて考えさせられました。
人生に積極的になる
ライターは職業柄、出会うことのなかった人と出会ったり、知らなかった知識を知ることができたりするので、自分の人生も豊かになっていくそうです。それってめちゃくちゃよくないですか?私は世の中の色んなことが知りたいと思うから、ライターという仕事は、私にとってはとても魅力的にうつりました。
仕事とプライベートの境界線がなく、双方にとって良い関係性がある仕事って、なかなかない気がします。
これはブログ運営でも同じことが言えるのではないかと思いました。
私はこのブログを運営するにあたって、ブログを運営する私とブログを訪れてくださった方達の子どもと過ごす生活がより楽しくなりますようにという、WIN-WINの関係が成り立つことを理想としています。
自分が実践してよかったことをお伝えしていくということは、つまり、必然的に自分の人生が良くなっていくことになります。人生に積極的に関わった結果、誰か同じ悩みをもつ方達の役に立つのならば、これほど嬉しいことはありません。
ブログを書くことで強制的にアウトプットができるという点でも、とても共感しました。ライターとブロガー、仕事の仕方は違うけれど、似ているところはあるのかなと思った部分でした。
始めると楽しくなる
さとゆみさんのようなプロの書き手の方でも、原稿を書く前は億劫に感じてしまうそうです。
でも書き始めるとすごく楽しいようで、そこは私も感じていたことだったので、「それ、わかるわ~」とひどく共感しました(笑)
何かを始める前になんだか億劫に感じてしまう方、意外と多いんじゃないでしょうか?
例えば、どこかに出かける前、出かけるまでのことを考えるとひどく億劫なのに、いざ出かけると、ものすごく楽しい!みたいな(笑)まさに私のことです(笑)
このことを「報酬予測誤差」というらしいんです。(始める前と終わったあとの、脳内のギャップが大きければ大きいほど気持ちがいいという効果のこと)
気持がちいいから続けられる、というわけなんですね。
究極、ごちゃごちゃ考える前にまず行動に起こして、それを習慣化すると楽なんだなと思いました。でも、そこに到達するまでが大変なんですよね(笑)
先日、メンタリストDaiGoさんの動画を見たら、『まず行動!』ではなくて、『どうでもいいことを後回しにする癖をつけるといい』とおっしゃっていました。ほとんどのことは、後回しにしてやらなくていいそうです。やるべきこと以外は後回しにする。そうすると必然的にやりたいこと、やらなくてはいけないことができるそうです。これは、とても良い方法だなと思います。
少し話が逸れましたが、やっぱり仕事を続けていくには”楽しい!”がなくちゃ。
辛いのは、続かない。
何事も、『続ける』って大事ですね。継続できる力がある人は強い。
子ども達にはそんな大人になってほしいな。
まとめ
ブロガーとライターの間を行き来する人がいる、という話を聞いたことがあります。
それだけ似ていると感じられる双方の仕事。
今回、この本を読んでライターという仕事がよくわかりました。
やってみたいとも思いました。
でも、二兎を追うものは一兎をも得ずなので、まずは一つのことに集中したいなと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました♪
ふるりんでした☆
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