夢をかなえるゾウ0(書評1冊目)

本棚

『夢をかなえるゾウ0~ガネーシャと夢を食べるバク~』は、
日本一読まれている自己啓発小説の最新刊です。(全4シリーズ)

主人公は、上司からのパワハラに悩んでいるサラリーマン。
そこへ、象の顔をもつガネーシャという神様が現れます。
ガネーシャには、人間界に降臨して人を成功に導く趣味があり、
今回は、主人公のサラリーマンが選ばれたのですが…

彼には、夢がありませんでした。


そこでガネーシャは、本当の夢を見つけるための課題を出していく…
という物語形式のストーリーです。

物語形式に加えて、ガネーシャが関西弁で話すので、とても読みやすいです。
また、シリーズごとにガネーシャ以外のキャラクターも登場するのですが、
今回はドリーム(夢)を食べるバクが出てきます。
可愛い見た目に反して、辛口なこのバクの動向にも注目です!

物語が進むにつれて深まっていく三人のキャラクターの絆。

ふるりん
ふるりん

最後は、涙なしでは読めませんでした。(まさか泣くとは思ってなかった…!)


あなたには、本当の夢がありますか?
そもそも本当の夢って何?
どうやって見つけるの?

そう思う方は、この本を読むことを強くおすすめします。

今回は、数ある課題の中からいくつかを筆者が実践し、その結果どのような効果が得られたのかをご紹介したいと思います。

興味をもったことを一歩深める

「次の課題はこれやな。『興味をもったことを一歩深める』」
それからガネーシャは、結核菌やコレラ菌、炭疽菌を発見した生物学者のコッホの話をしてくれた。当時、ヨーロッパでは何万頭もの牛や羊が原因不明の病気で死んでいたが、コッホは開業医の仕事が忙しく調べられなかった。ただ、二十八歳の誕生日に妻から顕微鏡をプレゼントされたことでこの問題の究明に没頭し始め、世紀の大発見をすることになったという。

出典:夢をかなえるゾウ0

興味のもったことを深めていくと、自分の世界を広げることになる。それが自分以外の誰かを助けることになるかもしれない、という教えです。

私の場合、

  1. メルカリで自宅に眠る不用品を売る
  2. ハンドメイドサイトに作品を出品する
  3. このブログを立ち上げる

この3つの事柄の興味を一歩深めてみました。

その結果、
メルカリで不用品を売ったことで、物の売買の勉強になりました。
ハンドメイドサイトに出品したことで、自分で物を作り出す楽しさを得ることができました。
また、マーケティングの基本を知ることができました。
ブログ立ち上げに関してはまだ期間が短いですが、ブログ、アフィリエイトといった稼ぎ方があることや、自分がいつも検索をかけて出てくるサイトや記事がどんな風に収入を得ているのかを知ることができました。

ふるりん
ふるりん

自分の知らない世界を知ることは、とても刺激的でした。


ガネーシャはこうも言っています。


「いつもと違う道を歩く、普段とは違うものを買う、見知らぬ店に入る……どんなささいなことでもいい。日々の生活に『初めて』を取り入れなさい。そして、人間は、未知なるものにこそ喜びを見出す存在であることをー未知の要素がないのなら最高の楽しさは決して得られないことをー実感するのだ」

出典:夢をかなえるゾウ0

興味をもったことを一歩深めるというのは、未知の世界に足を踏み入れることです。
自分の世界が広がっていくのが、とても面白いと感じるのは当然のことなのでしょう。
これからも自分のアンテナを張って、最高にワクワクした人生を送っていきたいと思いました。

やりたくないことを全部書き出し、やりたいことに変換する

この作業を進めていくと、自分の気持ちがどんどん高揚していくのが分かった。
「やりたくないこと」を書き出すのは愚痴のように思えて抵抗感があったが、それを反転させて「やりたいこと」にすると心が前向きになっていった。
(この作業は、今後も定期的にやっていきたいな)
そんな風に考えながら作業を進め、すべての「やりたくないこと」を「やりたいこと」に変えたとき、突然、視界を覆っていた霧が晴れるかのように次の言葉が思い浮かんだ。

尊敬できる仲間と一緒に、夢中になれる仕事がしたい

その言葉をメモ帳に書いてみると、全身を電気が走り抜けるような感覚があった。
(これだ。これが……僕の夢なんだ)

出典:夢をかなえるゾウ0

私が「やりたくないこと」は、

  1. 時間とお金を無駄にしたくない
  2. 仕事でプライベートをおろそかにしたくない
  3. 芯のない生き方はしたくない
  4. ネガティブな生き方はしたくない
  5. 子育てをおろそかにしたくない

これを、やりたいことに変換すると、

  1. 時間とお金を無駄にしたくない
    →自分にとって価値があることに時間とお金を使いたい
  2. 仕事でプライベートをおろそかにしたくない
    →勤務時間を自分の生活スタイルに合わせた働き方がしたい
  3. 周りの意見に流される、芯のない生き方はしたくない
    →確固たる自分の考えをもって、堂々と生きていきたい
  4. ネガティブな生き方はしたくない
    →なんとかなるさ精神で、毎日笑って生きていきたい
  5. 子どもに親の価値観や指示を押し付けたくない
    →子ども達が大きくなってからも「ママ大好き」と言ってくれるように子育てがしたい

「やりたくないこと」を「やりたいこと」に変換すると、確かに前向きな気持ちになりました。
「やりたいこと」に変換することで、自分の中にあった漠然とした思考が整理され、目標ができたからでしょう。

「やりたいこと」を考えることはあっても「やりたくないこと」を考えるのは初めての経験だったので目から鱗が落ちました。

怒りの気持ちを伝える

「これはほんまに大事なことやで。もちろん、怒りを伝えるちゅうても大声で叫んだり、やたらめったらキレてええちゅうわけやないけど、自分が傷ついて苦しんでることをちゃんと相手に伝えることが、自分を大事にすることにつながるねんな」

出典:夢をかなえるゾウ0

つい先日、家庭内でもやもやしたことがあり、そのもやもやした気持ちをきちんと夫に伝えてみました。すると、もやもやが解消され、相手のことを許そうと思えたのです…!

いつもなら口には出さず、溜め込んでいた感情を口に出したことで、自分の気持ちに嘘をつかず、自分に誠実に対応したことになったのが良かったのだと思います。

ふるりん
ふるりん

伝えたあとは心が温かくなり、これが自分を大事にすることなのだなと実感しました。

まとめ

「夢をかなえるゾウ0」は、自分にフォーカスを当てて、本当の夢を見つけようというお話でした。
自分が興味をもったことを深めれば、自分の本当に好きなことが見つかり、それが夢を見つける一歩目になる。
興味をもてるものが見つからないときは、子どもの頃に好きだったことからヒントを得るのも一つの手です。
あなたの本当の夢が見つかりますように。

最後までお読みいただきありがとうございました♪
以上、ふるりんでした☆

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