
「もう、なんで毎日こんなに怒ってしまうんだろう⋯」
- 子どもにイライラして怒鳴ってしまう
- 寝かしつけたあと、自己嫌悪で涙が出る
- 本当は、もっと優しいママでいたいのに⋯
そんなふうに、心がすり減るような毎日を過ごしていませんか?
このまま自分を責め続けていると、子育てはどんどん苦しくなってしまいます。
何より、あなた自身が笑顔でいられなくなってしまいますよね。
私もずっと、「こんなに怒るつもりじゃなかったのに。どうしたらいいのだろう?」と悩んでいました。
でも、ある1冊の本に出会って、気持ちが軽くなったんです。
それが、明橋大二さんの『3歳から6歳の子育てハッピーアドバイス』でした。
この記事では、『子育てハッピーアドバイス』の内容と感想、
そして実際にわが家で取り入れてよかったポイントを、体験を交えてお伝えします。
読んだあとには、

「子どもと向き合う気持ちが少しやわらいだ」
「今日の自分を、ちょっと許してあげられた」
そんなふうに感じられるきっかけが、きっと見つかります。
こんな方におすすめの一冊です。
- つい怒りすぎて自己嫌悪になる
- 子どもが反抗的で毎日くたくた
- 「もうどうしたらいいの?」と思っている
- 手軽に読めて、何度も見返せる辞書のような子育て本を探している。
- パパと一緒に読んでシェアしたいと思っている
子育てが苦しいのは、あなたが悪いからじゃありません。
やさしく寄り添ってくれるこの本が、あなたと子どもの関係に、あたたかいヒントをくれるはずです。
本書が教えてくれる“いちばん大切なこと”

「子どもの心は、満たされてこそ育つ」
『子育てハッピーアドバイス』が教えてくれた、いちばん大切なこと。
それは、「子どもは安心できる関係性の中でこそ、健やかに育つ」ということでした。
よく「甘やかすと自立できない」と思われがちですが、実は逆なんです。
自立の土台になるのは“意欲”。
その意欲の源は”安心感”、そして安心感は“じゅうぶん甘えられた経験”から生まれると書かれていました。
甘えられるからこそ、自信を持って親の元を離れていける。
その“甘えの時期”は、小学校のうちまではしっかり確保していいそうです。
私も正直、

「小学生にもなってまだ甘えていいの?」
と驚きました。
教員時代に接していた子どもたちは、ほとんどの子が身の回りのことができていて、「小学生=しっかりしている」というイメージが強かったからです。
でも本当は、「甘えない子が自立する」のではなく、「甘えられた子が自立できる」んですね。
だからこそ、
叱るより、まず受け止める。
厳しくするより、まず愛情を伝える。
というシンプルだけど、つい忘れがちな“育ちの土台”に、私は何度もハッとさせられました。
「親だって完璧じゃなくていい」というメッセージ
この本でもう一つ心に残ったのが、親の自己肯定感の大切さです。
自己肯定感とは、「自分は大切にされている」と感じる気持ち。
それがあるから、他人のことも大切にできるし、子どものことも認めてあげられるようになるんですね。
でも、私たち親自身に余裕がなければどうでしょう?
心がトゲトゲしているとき、子どもの良さに目を向けるのって、本当にむずかしい。
この本では、「子どもを気持ちよく褒めるには、まずママ自身が自分のことを認めてあげることが大切」だと教えてくれます。
でも「自分のどこを褒めればいいの…?」と戸惑う方もいますよね。
そんなときこそ、“勇気づけ”の出番です。
「ママのための勇気づけ」記事はこちら↓
たとえば、
- 洗濯をした
- いつもより一品多く夕飯を作った
- 玄関を掃いた
- トイレ掃除をした
ほんの小さなことでもOK。
「当たり前」と思ってスルーしていたことを、自分で自分に「えらいね」と声をかけてあげる。
すると、子どもの“当たり前にできていること”にも目が向いて、自然と褒める力が育っていく気がします。
この本でラクになれた3つのこと 〜私の悩みと実践エピソード〜

「ウソをつく子」に悩んだ私が変わった理由
子どもが悪いことをしたあと、「やってない!」とウソをつくことが何度もありました。
最初は「またウソ!?」と腹が立ったけれど、ハッピーアドバイスの中にこんな言葉がありました。
「子どもがウソをつくのは、自分を守るため」
つまり、「正直に言ったらママが悲しむ」「怒られるのが怖い」という気持ちが背景にあるというのです。
私も思い当たる節がありました。「悪いことしたらママ悲しいよ」と伝えていたぶん、子どもは「本当のことを言えばママがもっと悲しむ」と思っていたのかもしれません。
そこで、「ウソを責める」よりも「正直に話してくれたこと」に目を向けるようにしました。

「教えてくれてありがとう。」
そう言うようにしてから、少しずつ、正直に話すまでの時間が短くなってきたように感じています。
「何度言ってもできない!」のイライラが消えたとき
何度教えても同じことを繰り返すわが子に、毎日イライラしていました。
でも本の中には、こう書かれていました。
「子どもは自己中心的で、失敗して、言うことを聞かないのが“普通”です」
この当たり前を知らずに、「こうすればできるはず」「いつになったら分かってくれるの?」と期待していた自分に気づきました。
考え方を切り替えてみました。
- 自己中心的 → 自分の意見が言える
- 失敗する → 学ぶチャンスがある
- 言うことを聞かない → 自立しようとしている
たったこれだけで、少し肩の力が抜けて、イライラの頻度がぐっと減りました。
叱るより、認める。“できた”を見つける子育てへ

「またできてない!」
「なんで守れないの?」
と、できていないことばかりに注目していたある日。
本にはこう書いてありました。
「叱ってやらせるより、できたことを認めて伸ばすほうがずっと効果的です」
確かに、叱れば言うことは聞くけど、自己肯定感が下がってやる気がなくなるのは避けたい⋯。
それからは、

「今日はおもちゃを1つでも片づけられたね!」
「声かけたらこっち見てくれたね」
と、小さな“できた”を見つけて声に出すようにしました。
すると、少しずつ前向きな行動が増え、言われる前に動いてくれるようになったのです。
子どもに変わってほしいなら、まず“見る目”を変える。そんなことを教えてくれた本でした。
前向きな声かけ(勇気づけ)についての記事はこちら↓
子育てに迷ったら、この一冊に戻りたい理由

この本は、何度も読み返したくなる安心感があります。
なぜなら、すべての悩みに対して「大丈夫だよ」と寄り添ってくれるからです。
たとえば、
- 怒りすぎて自己嫌悪しているママ
- 子どもの問題行動に悩んでいるママ
- ちゃんと育てられているか不安なママ
そんな気持ちに寄り添いつつ、
専門的すぎず、でも“根っこ”はとても深くて、ちゃんと子育ての本質を教えてくれる本です。
子育てはいつも手探りで、正解が見えません。だから難しい。
でも、軸になる考え方を知っていれば、きっとブレずに向き合える。
私は迷うたびにこの本を読み返して、また前を向いています。
まとめ:まずは“あなたが笑顔でいること”から

『子育てハッピーアドバイス』は、子どもの心を育てるだけでなく、
ママ自身の心を軽くしてくれる1冊です。
がんばるのをやめるのではなく、“やさしくなれる方法”を知ることで、
あなたもお子さんも、もっと自然体で過ごせるはず。
少しでもあなたが笑顔でいられますように。
以上、ふるちゃんでした。
今日も、本当にお疲れさまでした!
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